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一日一句、季節の移り変わりを感じていけたらと思います。 また詩の方もつれづれに…
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便利なように携帯があり窮屈だ


バッタいて息つく私に見られてる



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わけも無くときめく朝や蛙跳ねる


露草の向いた方に水の流れる



茗荷の花恥ずかしそうに寝そべって


花茗荷見られずに散ることもある

ゴーギャンの残した絵にも九月来る



青林檎真っ直ぐ話す吾子の目

雌鶏にお礼を言って卵採る


素麺茹り猫は昼寝の原爆忌


ページから溢れる記憶原爆忌


封印を解く人たちの原爆忌



中心の背骨だけで生きてるアスパラ


茄子の花実生らなければ貴婦人なり


茗荷つむ手の温みを冷ますよう


蝉落ちて風にさらわれ人歩く
手のなかで潔く響く法師蝉


樹の下の穴の中から蝉の寝息
鐘の上に重そうに雲蝉時雨


寺にひとり私のための蝉時雨
炎昼やくっきり出番待つドクターヘリ


人気無くドクターヘリと法師蝉
雨傘のむこう貫く花火かな


雨のなかビールの味とうすい花火


ビール飲みしたたる雨に花火かな



原爆忌一瞬止んだ蝉の声


原爆忌きりきり痛む背骨のあたり


轟音の青空かなた原爆忌


日常という小さな不満原爆忌



冷蔵庫の住人のよう西瓜かな


暑いのによく食む雌鶏いのちかな


疲れても冗談に和む西瓜かな



りんごむくひんやりしずかひとりごち


理想憧れ背負う右肩夏夕日


居るという夜中に注ぐ麦茶の音



いつかって何時だろうへくそかづら


炎昼やボールの先に地平線


繕った言葉が不満炎昼なり


声失いて筆談の文字ぬくき桔梗咲く


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ゆっくりと自分の俳句や詩と向き合って行きたい。
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