一日一句、季節の移り変わりを感じていけたらと思います。
また詩の方もつれづれに…
2008/07/23 (Wed)at01:31
かき氷
暑さがイメージを超えた日
白く丸い屋外テーブルで
ひとり
かき氷を食べる
他に客がいない
白いテーブルの上に氷が落ち緑色の
小さな水溜まりが
できる
直射日光が首筋を
ひりひり
帽子の中は
爆発する寸前
舌はヒンヤリしびれ
鼻がツンツン
その時
棒高跳びの選手が
高い白いバー
を超える
遠く祭り太鼓の
音がする
暑さがイメージを超えた日
白く丸い屋外テーブルで
ひとり
かき氷を食べる
他に客がいない
白いテーブルの上に氷が落ち緑色の
小さな水溜まりが
できる
直射日光が首筋を
ひりひり
帽子の中は
爆発する寸前
舌はヒンヤリしびれ
鼻がツンツン
その時
棒高跳びの選手が
高い白いバー
を超える
遠く祭り太鼓の
音がする
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2008/07/08 (Tue)at23:46
とても楽しくて
この上なく陽気に
なっている時
背中に
一本の黒い糸が
あり
遠くから
引っ張るやつ
がいる
楽しい時は
一瞬
だけど
永遠という
名でもある
この上なく陽気に
なっている時
背中に
一本の黒い糸が
あり
遠くから
引っ張るやつ
がいる
楽しい時は
一瞬
だけど
永遠という
名でもある
2008/07/07 (Mon)at16:52
ふつう
ふつうのひとなんかいない
とおもうのに
ふつうでいい
とおもうおや
たぶんじぶんは
ふつうじゃない
いきかたをして
なぜ
こどもに
ふつうをのぞむのか
べんきょうはできないよりできたほうがいい
うんどうもとくいなほうがいい
おかねもできればあったほうがいい
あいまいさが
ふつうをのぞむ
たくさんのふつう
ありふれているわたし
ふつうのひとも
たにぞこにちかいところで
なやむ
ふつうのひとなんかいない
とおもうのに
ふつうでいい
とおもうおや
たぶんじぶんは
ふつうじゃない
いきかたをして
なぜ
こどもに
ふつうをのぞむのか
べんきょうはできないよりできたほうがいい
うんどうもとくいなほうがいい
おかねもできればあったほうがいい
あいまいさが
ふつうをのぞむ
たくさんのふつう
ありふれているわたし
ふつうのひとも
たにぞこにちかいところで
なやむ
2008/07/04 (Fri)at00:08
とうもろこし
友だちが
とうもろこしを
抱えてきた
きみどりのズボンが
両手の
とうもろこしを並べて置く
木が実を下ろしたように
(どうも留守ぎみになり、気楽に入れてみることにしました)
友だちが
とうもろこしを
抱えてきた
きみどりのズボンが
両手の
とうもろこしを並べて置く
木が実を下ろしたように
(どうも留守ぎみになり、気楽に入れてみることにしました)
2008/04/24 (Thu)at11:46
2008/04/22 (Tue)at10:11
2008/04/16 (Wed)at16:35
2008/04/16 (Wed)at16:17
2008/04/14 (Mon)at19:25
桜並木が土手に線をひいた
青空と土手と桜
青と緑と桃色の帯が
画用紙に定規で引いたようにのびる
家のなかのもぐらは気付かない
ただ風にのって
たのしそうで
うきうきするような
淡い匂いをかぎつける
やってきたもぐらは眩しくて
目をぱちぱちさせて
土手のみごとな変身ぶりに言葉が出ない
ある意味こわいような気さえする
おしみなく美しいということ…
もぐらは
ブツブツひとりごとを言いながら目をとじる
自分の部屋にいたほうが落ち着くな
退屈だけれど…
暗い部屋で目を閉じれば
湧き上がる思いのようにときめく
また少しのぞいてみたいような
気がする…
眩しくて呼吸が
できなくなりそう
さくらの木
花びらが肩にひとひらついている
てのひらの会2008年5月
2008/04/02 (Wed)at10:19
2008/03/31 (Mon)at16:06
2008/03/12 (Wed)at17:10
2008/03/11 (Tue)at21:13
2008/02/20 (Wed)at15:47
銀河に近い病室の駅
銀河の駅、眠れない夜に出逢う
夜中の時間をもてあましている
ナルミさんもわたしと同じ、眠れない
たまたま、わたしとナルミさんは同じ猫の柄のあるスリッパをはいている
「猫、好きなの?」 とナルミさん
「うん、猫、いたんだけど二十歳で死んだの
去年の夏のお祭りが終わった次の日の朝」
ナルミさんは鼻の下にチョビヒゲのある猫の自慢話をする
写真を見せてもらうと確かにチョビヒゲのような模様
かわいいけれど、おかしい
人は考えないで酸素を吸う
酸素をありがたいと思う人はいない
あってアタリマエだから
病人っていうのはアタリマエを失くしてしまった人
アタリマエの大切さを一番よく知っている人のことだろう
いつも酸素を必要とするナルミさんの日常
この地球でナルミさんの周りだけ酸素がうすい
一年後の夏、ナルミさんからのメールがとだえる
携帯電話は解約されている
ナルミさんは銀河の駅から汽車に乗ったのだ
少年詩集2007
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