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一日一句、季節の移り変わりを感じていけたらと思います。 また詩の方もつれづれに…
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いもむしみたいゆっくりUターンバスの雪


寒明けの土手の向こうへゆるゆる夕日


髪に降る雪もはらわず福寿草



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新潟の車のつらら朝の光


雪煙珈琲を飲む吾子のげっぷ



夜の厨に独りとひとつ冬林檎


春めくや空に向かってゆっくり歩く



制服の裾さみしく揺れる寒茜


餅のごと乳扱う技師や春隣
(乳がん検査に)



うどんには葱をたっぷり関東平野

散歩路カメラを持って春探す

人という不思議な生き物春隣

☆春隣黒服のまま年を取る女(ひと)☆

☆いよいよと自分のための喪服脱ぐ☆
浅川マキに。 1/19
 

健やかな寝坊の吾子や根深汁


湧いてくる言葉と化せよ鍋の葱


枇杷の花百人一首の埃りを掃う

(推敲しました)
初明り靴の裏には去年の泥


皮むけば白が眠る根深汁



「ぼくもふと」

ほら、今、あそこで
こぼれた言葉を拾っているのが詩人だよ
あんな必死になって
顔も服もどろんこだ

ぼくもふと
一緒にさがしてみようかと思う
服がよごれるから
靴がきたなくなるから
母さんは怒るかもしれないけれど
何かする時は決める時は
いつもひとりだもの

あ、子どもみたいに笑っている

満月とともに走りて初詣


初詣池は凍りて気持ち澄む


年末にすするラーメンせわしなく



幸せが近くにあるよなクリスマス


今日もまた誰か生まれてクリスマス



点滅の街足早に抜けクリスマス


足早にひかりを抜けてクリスマス


味噌汁の蕪をつまんで旅立ちぬ



波紋ひとつ木木を揺すりて冬の空


湯たんぽは猫の代りになれません


湯たんぽ抱きとぼとぼ街を歩く夢


訪う家でうどんすすりて冬銀河


冬日向釘打ちなんぞをやり始め
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ゆっくりと自分の俳句や詩と向き合って行きたい。
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