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一日一句、季節の移り変わりを感じていけたらと思います。 また詩の方もつれづれに…
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身体という重い持ち物額紫陽花


重そうに飛ぶ蝶のいて梅雨入りす



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いつまでも帰り待つ家紫陽花の咲く

紫陽花や伝えきれない言葉の明かり


俳句紹介
笑窪(えくぼ)とてひとつは淋しさくらんぼ(清水衣子)

矢車草小川のそばで手を振れり

生きもののにおいある部屋六月なり



俳句紹介
点滴のてんてんてんと梅雨の夜(ジャック・スタム)

六月の万年筆のにほひかな(千葉皓史)
栗の花帰路を過ぎゆくまなうらの風



俳句紹介
濁流のしぶくところに栗の花(上田五千石)
金魚草雨の日には泳いでる


玉葱や雨の日はしずかに掃除

俳句紹介
一睡の夢のあやめよ白くねじれて(矢野千代子)

少女たち遠く都会へへびいちご

幼子がいつのまにやら青葡萄



俳句紹介
もぎとって中まで熱き青すもも(長塚京子)

緑なり裸足のままで猫追いかける


嫌な顔できないままに六月に入る


皿の上薄切りトマトの金曜日



草伸びて六月の庭生きている


知識知恵どこに詰まるか夏の人
どこまでも続く土手ありかっこどり




俳句紹介
湖(うみ)といふ大きな耳に閑古鳥(鷹羽狩行)
雨蛙息をひそめた背がみえる


青葡萄深呼吸するたびふくらんで


土に近く睨む雌鳥五月なり



五月雨やお茶で薬飲む従兄なり


五月雨や雄鶏の声までくぐもりて


五月雨や手紙の文字に励まされ



病室から眺めた花も梅の実に


紫陽花がふと目を覚ます雨の音



亡き友の微笑みたぐり新茶かな


夕顔にかまきりが来てまた巡る



wyamahousi.jpg

田舎から便りが届く山法師


未来から舞い来るひかり山法師



点滴の向こうの青空夏兆す


薄暑なり新薬にまた期待する



新緑や紙飛行機の雌鶏来る


食事時ホタルブクロの覗く鶏小屋



家猫と新緑をみてまた暮れる


猫もまたかぼちゃプリンの家に住む



梅の実や入院せしころ花の咲く


梅の実や窓からながめた花の頃


渋滞の先の見えない五月かな


葉桜の道に迷って日が暮れる


白薔薇の頭の猫が通り過ぎ



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ななご
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女性
自己紹介:
ゆっくりと自分の俳句や詩と向き合って行きたい。
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