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一日一句、季節の移り変わりを感じていけたらと思います。 また詩の方もつれづれに…
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子猫跳ねつかみそこねた大き月

気の強い子猫と出会う春の雨

好奇心と跳ねる子猫遅れてシッポ


草取りはハコベ残して鶏横目

花曇石をどかせばハサミムシ

春の川いろんな石がひしめいて


読む本に誘われ東風よ夕焼ける

なびく尾よトサカの向こう花韮揺れる




iPhoneから送信
春炬燵ぬくめる足が生きている

春炬燵本閉じる音に雀跳ね

病みてなお見送る人よいぬふぐり

俳句教室4月
強東風や被災地思えば弱音は吐けぬ

夕東風や雲にたくした一人旅

呼べど来ぬ鶏の思いよ蘖(ひこばえ)


俳句教室3月分

春めくや轢かれた猫にたかるカラス

薄氷や鶏と目が合い見られてる

受験期の口内炎よ吾子の賭け

豆をまく隣家の声よ煽られて

呼べど来ぬ鶏の思いよ蘖(ひこばえ)




強東風や被災地思えば弱音は吐けぬ

強東風や吾子の試験のわかれ道


冬の潮小柄な体で大きく歌う


風邪ひいて退屈な時間思い出す


こんなにも近く遠くに冬の星



初時雨鮮やかになる鶏冠の朱


あどけなく見送る老女初時雨


大内宿目細める犬の日向ぼこ

(※大内宿:江戸時代、会津西街道の宿場だった)

俳句教室1月兼題「初時雨」



紫蘇の実の一粒拾う箸の先

飯炊ける秋刀魚一匹狼煙上げ

のみこんだ言葉がふわりトンボ飛ぶ

金木犀在りし暮らしよ壊す家

生きるに必死の子ども時代に花野風

  投句11月20日締め切り

初霜やひっそり起きて湯を沸かす


初霜や闇を喰う喰う鶏の声


抱きしめる猫の記憶よ冬銀河


12月分投句

「紅葉のころ」

なんかつまらないね
と友達が言った
そうねって言おうかな
と思ったけど
ここで「そうね」
と言うとふたりで海底をさまよう気もする
わたしは
「毎日が楽しいよ」
と言った
その友達は本当につまらなそうで元気が無い
私はいろいろ誘ってみたけど
あまり興味がないようだ
申し訳ない気もするが
私はうさぎのように
跳ねて部屋をでた



金木犀在りし暮らしよ壊す家


演歌調の鈴虫のいる郵便局


生きるに必死の子ども時代に花野風



のみこんだ言葉がふわりトンボ飛ぶ


高い木と空の境よ10月の風




静けさや台風来てるか虫の声


演歌調の鈴虫のいる郵便局



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ななご
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女性
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ゆっくりと自分の俳句や詩と向き合って行きたい。
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