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一日一句、季節の移り変わりを感じていけたらと思います。 また詩の方もつれづれに…
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庭先をゆるりと蛇が青柿の家


青柿のぼてっと落下少し憂鬱


青柿や笑い声あげ飛ぶ烏



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額の花小指の爪の愛しく


早朝の窓を開ければ夏日さす



ねむい朝窓を開ければ夏日さす


鶏がいて野鳥集まる額の花



退屈に点滴落ちて6月に入る

楽しげに話す看護師夏兆す

 

「オジサン88歳」

戦争でシベリアに行っていたんだ…
話し始めた色白のオジサンは
話し出すと言葉が
次々と出て、
よく分らなかったけど
笑った顔が少しかわいかった

 

悲哀無く牛肉を炒る新緑


ゆっくりと自転車漕いで年をとる



たくさんの陽を背に集め草矢射る


直線に吸う息伸びて草矢放つ


都会には馴染めない友草矢射る


窓いっぱいに柿若葉ありオムライス



私の文字は
なぜか
自信なさげに
頭を垂れて
詩になっている
もう、ちっと
背骨に力を入れて
姿勢よく
凛と
印刷されてくれ!
そう思うのに、
やはり
猫背ぎみの文字は、
申し訳なさそうに
ミミズのように
へたりそうなので
励ますのだが
なんともだらしの無いやつらなのだ


「ねこ」

人間の中に
どっぷり
つかっているので
自分は人間だと
思っているが
どうも
ちがう気もする


輝いてぴぽぷと落ちる雨垂れよ


ちょっと疲れた鶏の声春の雨



いぬふぐりきらきら笑う母がいる


どこまでも続く道あり春の川



冴え返る無表情な鶏の声


枯蓮の溜息までも凍ってる


冬日向背中温める猫のいて



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ななご
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ゆっくりと自分の俳句や詩と向き合って行きたい。
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